「神 宿 る島 」宗像 ・沖ノ島 と関連 遺産 群 とは
およそ1600年前から、海の向こうの国々との交流のためにおいのりが行われた沖ノ島を、「神様がいる島」として現在〔げんざい〕まで大切にしてきた伝統〔でんとう〕を物語る貴重〔きちょう〕な遺産〔いさん〕なんだ!
なんとなく素敵〔すてき〕な形の島ね。とても古い歴史〔れきし〕があって、神秘的〔しんぴてき〕!
これは空から見た宗像地域〔むなかたちいき〕の様子だよ。右が宗像市、左が福津市〔ふくつし〕で、大きく分けて、五つの場所が世界遺産に登録されているんだ。
宗像大社〔むなかたたいしゃ〕の三つのお宮と遥拝所〔ようはいしょ〕、そして古墳群〔こふんぐん〕が世界遺産になっているんだね。
※正確〔せいかく〕には、「宗像大社沖津宮」は「沖ノ島、小屋島、御門柱、天狗岩」の四つに分かれ、世界遺産の構成資産〔こうせいしさん〕としては八つになります。
沖ノ島へのいのりから生まれた宗像三女神〔むなかたさんじょしん〕を古代からまつってきた神社が「宗像大社」で、「新原・奴山古墳群〔しんばる・ぬやまこふんぐん〕」は、その信仰〔しんこう〕を育んだ古代の豪族〔ごうぞく〕のお墓〔はか〕なんだ。
これらすべてが合わさって、世界遺産としての一つの価値〔かち〕を表しているのね!
※「沖津宮/中津宮/辺津宮」の「宮」は、「みや」とも「ぐう」とも呼ばれますが、
世界遺産では古代以来の「みや」を用いています。
※「遥(遙)」の字体については、大島にある構成資産の名前には「遙」(正字/旧字)を使用し、それ以外では「遥」(常用漢字)を用いています。