登場人物紹介
世界遺産楽習帳
遺産群を訪れた子どもたち(小学校5年生以上を対象としています)が、
遺産群について”楽しみながら学べる”ワークブックです。
宗像市の世界遺産ガイダンス施設「海の道むなかた館」、宗像大社神宝館、大島交流館、
福津市の新原・奴山古墳群展望所、カメリアステージ歴史資料館などで配布しています。
世界遺産楽習帳(海の環境学習編)
世界遺産の周辺に広がる海の環境やSDGsについて楽しく学ぶことができます。
「世界遺産楽習帳」と、この「世界遺産楽習帳(海の環境学習編)」を持って、
世界遺産と海に出かけましょう。校外学習や、その事前、事後学習にもおすすめです。
※「海の環境学習編」は小学校4年生以上を対象としています。
世界遺産 ってなに?
そもそも「世界遺産」って何なの?
「世界遺産」というのは、国や民族をこえて守らなければならない、人類共通の大切な宝物〔たからもの〕のことだよ。宝物を未来の人にまで残していくために、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関〔こくさいれんごうきょういくかがくぶんかきかん〕)で世界遺産という仕組みが生まれたんだ。
タカシくん、くわしいのね。世界のみんなで守るものなんだね。
2019年7月の時点で、世界遺産は1,121件〔けん〕もあるんだ。日本では、奈良県の法隆寺〔ほうりゅうじ〕や、鹿児島県の屋久島〔やくしま〕など、23件が世界遺産に登録されているよ。
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は、2017年に世界遺産に登録されたんだよ。
屋久島はぼくも知ってる!すごく大きな木があるんだよね!
そう、世界遺産には、「文化遺産」、「自然遺産」、「複合遺産〔ふくごういさん〕」の3種類があるんだ。
「文化遺産」は、エジプトのピラミッドとか中国の万里の長城〔ばんりのちょうじょう〕といった、すばらしい建物や遺跡〔いせき〕などで、一番数が多いんだ。人間が育んだ世界各地の文明や文化の特徴〔とくちょう〕がよくわかるものだよ。
「自然遺産」は、オーストラリアのグレートバリアリーフやエクアドルのガラパゴス諸島〔しょとう〕などの、美しい地形やめずらしい動物・植物がいる地域〔ちいき〕など。
「文化」と「自然」の両方にあてはまる「複合遺産」には、ペルーのマチュピチュなどがあるけど、その数はとても少ないんだよ。
沖ノ島も自然遺産だよね!
沖ノ島にも貴重〔きちょう〕な自然が残っているけど、世界遺産としては文化遺産だよ。