世界遺産への道65 ≪ラッピングバスとボランティアガイドで宗像の歴史を紹介≫
2016年04月5日
市では、トヨタ自動車九州と協定を結び、さまざまな連携事業を実施しています。その一環として、トヨタ自動車九州が自動車の塗装技術を生かし、「宗像・沖ノ島と関連遺産群」をテーマに市所有バスへラッピング。今年3月、完成しました。
作業は、写真を見ながら大きなフィルムにスプレーガンで描きます。側面には沖ノ島とみあれ祭、後方には沖ノ島で出土した金銅製龍頭と三角縁神獣鏡を描きました。
ラッピングの完成記念と海の道むなかた館開館2周年イベントを併せ、4月26日に東郷駅、海の道むなかた館、神湊をシャトル運行しました。バスに乗った吉住明さん(41歳・福岡市)、明翔(あきと)くん(3歳)親子は「宗像の魅力が1台のバスに凝縮して描かれていますね。乗り心地がよく、宗像の景色も楽しめました」と満足した様子でした。
同日、宗像歴史観光ボランティアの会による宗像大社の無料ガイドツアーも開催。ツアーに参加した安部司さん(40歳・愛知県)は「父が宗像市出身で、宗像大社にも何度か来ていて、宗像の歴史もある程度知っているつもりでした。ガイドさんはネタが豊富ですね。楽しく宗像を深く知ることができよかったです」。神宝館を見学した高田一人(かずと)さん(38歳・佐賀県)は「8万点もの国宝が神宝館に所蔵されていることを初めて知りました。展示品を分かりやすく解説してもらい、宗像の歴史の深さがよく分かりました」と、それぞれ感想を笑顔で話してくれました。