世界遺産への道94 ≪宗像の風景を大切に景観法で世界遺産の価値を守ろう≫

市では、世界遺産の構成資産候補である宗像大社辺津宮や中津宮、沖津宮遙拝所の価値を保護するため、玄海地域の大部分と大島地域を緩衝地帯に設定。主に景観法に基づいて、良好な景観づくりに取り組んでいます。

例えば、景観の専門家「景観アドバイザー」に技術的な助言をもらい、資産周辺の公共施設のデザインや、道路に設置する防護柵やカーブミラーの色彩を景観に配慮したものにしています。また、景観にそぐわない屋外看板を取り除くこともしています。

これらの取り組みは、宗像地域の景観を守り、未来へつないでいくための小さな一歩。今後も自然、風土、古代から連綿と続く人々の暮らしや信仰の歴史が重なり合ってできた、ふるさと宗像の貴重な景観を市民のみなさんと一緒に守っていきます。

画像:ベージュのガードレール
景観に配慮したベージュのガードレールを設置(大島)