世界遺産への道99 ≪郷土の資産をみんなで守ろう≫

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は、5月にイコモス(国際記念物遺跡会議・ユネスコの諮問機関)の審査結果が公表され、7月にはユネスコ世界遺産委員会で、世界文化遺産登録の可否が決定されます。

これらの発表後、宗像大社辺津宮、中津宮、沖津宮遙拝所など各構成資産へ訪れる人の増加も予想されますが、ごみの散乱やいたずらなどで資産を取り巻く環境が悪化しないか定期的に点検することも求められます。そこで、「宗像・沖ノ島世界遺産市民の会」の保存管理ワーキングのメンバーと資産の見回り活動を3月に実施しました。

同構成資産を歩き、目視で資産内を点検していると、オルレコースにもなっている御嶽山の参道が、地元の人によってきれいに掃き清められいることに気付きました。みんなが気持ちよく歩けるようにと活動する地元の人々の温かい気持ちに思いをはせながら、たくさんの人に資産を訪れてもらいたいと思います。

画像:構成資産を点検するメンバーたち
構成資産を点検するメンバーたち